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【海外赴任】NISA口座を楽天証券から野村證券へ:開設方法とつみたて設定方法
- 海外赴任になるとNISA口座は解約になるらしい…
- できれば投資信託は赴任中も保有したい!
- 野村證券で口座開設するのは難しい?
海外赴任の可能性がある会社にお勤めの場合、海外赴任中もNISA口座を継続できる野村證券に口座を開設するのがおすすめです。
ネット証券では、SBI証券や楽天証券が人気ですが、海外赴任等で出国する場合、保有している投資信託は売却しなくてはいけません。
この記事では、実際に楽天証券から野村證券にNISA口座を移管したわたしが、オンライン専用支店の開設方法について解説し、実際に取引して感じたメリットとデメリットについてお伝えします。
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野村證券でNISA口座を開設する手順【オンライン専用支店】
野村證券では「オンライン専用支店」と「店舗」があります。
2024年2月時点で「NISA対象ファンド」はオンライン専用支店が19、店舗などの窓口が11、投資商品はオンライン専用支店の方が多いです。
今回は
・他証券会社でNISA口座を開設していて野村證券に移管する
・野村證券では口座開設していない
他証券会社から野村證券にNISA口座を移管する場合の手続きについて解説します。
NISA口座は1人1口座(その年において)しか開設できないようになっています。
現在NISA口座を開設している証券会社に金融機関変更手続きをおこない「勘定廃止通知書」を発行します。
勘定廃止通知書は野村證券に郵送するので無くさず保管しておきましょう。
※2024年に入り、すでにNISA口座で非課税枠を使用している場合、2024年中は金融機関を変更できません。
2025年に金融機関を変更する手続きは2024年10月1日から開始されます。
野村證券に総合口座を開設します。開設後にNISA口座が申し込みできます。
ネットでの手続きと郵送での手続きが選べますが、マイナンバーカードがあるならネットでの手続きが簡単でおすすめ。
口座開設のご案内から手続きできます。
勘定廃止通知書が手元に届き、野村證券で総合口座が開設できたら、NISA開設の申込をします。
- 野村證券トップページの上部にある「口座情報/手続き」の項目から「各種書類請求」を選択
- 「サービス申込」からNISA口座開設申込書を選択
- 「確認する」を押し申込ボタンを押す
※他金融機関から移管の場合、郵送の手続きを選択してください。
ネット手続きにしてしまうと、NISA口座非承認のハガキが届きます。
総合口座開設時にマイナンバーカードを読み取りしてある場合はマイナンバーカードのコピーは必要ありません。
- 勘定廃止通知書
- NISA口座開設申込書
- 運転免許証のコピー
3点を揃え、野村證券に発送します。
わたしの場合、12月末に書類を発送しました。
年末年始を挟んだため、3週間ほど開設に時間がかかりました。
口座開設が完了すると「NISA口座開設完了のお知らせ」の封筒が自宅に届きます。
すべての手続きに1ヶ月半ほどかかりました!
野村證券のNISA口座で投資信託の買い付け方法
野村證券でNISA口座が開設できたら投資信託を購入します。
口座開設時に設定したログインパスワードを入力しログインする。
トップページの上部にある項目から「取引」を選択し、「投資信託」→「国内投信 買い注文」を選択。
キーワード検索にて「NISAつみたて投資」「NISA成長投資」を選択し、NISAで購入できるファンドを検索する。
2024年2月現在、NISAで購入できるファンドは19件です。
購入するファンドが決まったらつみたて設定をおこないます。
- 「積立」ボタンを押す
- 目論見書を読み、「同意する」を選択
- 投信積立契約申込画面で毎月の積立額・NISA優先を入力する
- 「次へ」を押す
- 投信積立契約申込確認画面で間違いがないか確認する
- 銀行引落か野村MRFを選択し、銀行引落の場合は金融機関へ移行し購入手続きをおこなう
- 取引パスワードを入力し、「申込する」を押す
トップページに戻り「取引」の項目の「投信積立」を選択する。
「ご契約状況」を選択すると積立状況が照会できます。
契約明細に記載されていれば申し込みされています。
NISAの買い付け画面になかなかたどり着けませんでした…!
野村證券のメリット・デメリット
わたしは2019年から楽天証券でつみたてNISAをおこなっていました。
楽天証券の特徴は取引画面が見やすく、操作しやすいことです。
野村證券に変更してみて感じるメリットデメリットを正直にお伝えします。
メリット | デメリット |
---|---|
NISA口座を5年間非課税で維持できる 電話が繋がりやすい 大手証券会社だから倒産リスクが少なそう | 取引画面がわかりにくい クレカ積立ができない 銀行引落は27日、日にち指定で買付できない NISA積立投資枠の一括積立ができない |
メリットその1 NISA口座を5年間維持できる
わたしが野村證券に移管した最大の理由がこちら。
他の金融機関ではNISA口座を維持できない場合が多く、売却し解約する必要があります。
野村證券では手続きをおこなうことで5年間はNISA口座を維持することが可能。
新規の買い付けはできませんが、NISA口座で保有している金融商品は非課税で保有できます。
海外に行く可能性がある場合、野村證券で口座開設するのがおすすめ!
年度の途中などすでにNISA口座で投資している場合、海外赴任が決まってからでは野村證券にNISA口座を移管できない場合もあるので注意が必要です。
メリットその2 電話がつながりやすい
野村證券ネット&コールは店舗とは別の窓口のため、比較的電話が繋がりやすいです。
ネット証券など、聞きたいことがあっても電話やチャットが繋がらないことが多いので、手続きなど助かりました。
メールでの問い合わせも1日程で返信が返ってきます。
メリットその3 大手証券会社だから倒産リスクが少ない
野村證券は野村ホールディングス傘下の子会社です。
日本の総合証券会社大手5社の1つであり、証券業界首位が野村證券です。(大和証券・SMBC日興証券・みずほ証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)
万が一金融機関が破綻したとしても、個人の資産は分別管理されているため保護されますが、破綻リスクは少ないほうが精神的に安心ですね。
海外赴任の可能性があるなら野村證券がおすすめです!
デメリットその1 取引画面がわかりにくい
楽天証券から野村證券に移管し、1番感じるデメリットは操作のしにくさでした。
楽天証券ではアプリから簡単に買付や売却がおこなえ、保有している金融商品もわかりやすかったです。
野村證券では、手続きやNISAの買付がどの画面でできるのか、注文履歴はどこにあるのか探すのが大変でした。
利用者が増えてオンライン買付の操作性がよくなるといいな…と感じます。
デメリットその2 クレカ積立ができない
ネット証券ではクレジットカードでの購入が可能で、購入金額に応じポイントがつく場合が多いです。
野村證券では、銀行引落か野村MRFでの積立となり、クレジットカードでの購入ができません。
野村MRF(マネーリザーブファンド)は、信用度が高く、残存期間の短い公社債やコマーシャル・ペーパーを中心に投資し収益の確保をはかるファンドのこと。
野村證券の口座に入金すると自動的にMRFで運用されるようです。証券口座内にある普通預金みたいイメージかな…と思います。 詳しく知りたい人はこちら。
毎月数百ポイントだとしても、ポイントがつかないのはポイ活オタクとしては残念…。
デメリットその3 銀行引落は27日、日にち指定で買付できない
銀行引き落としを選択した場合、27日に銀行口座から引き落とされ、翌月16日の翌営業日が買付申込日となります。
野村MRFの場合は16日の翌営業日が買付申込日となり、申込金額分の野村MRFが前営業日に自動解約され買付されます。
希望の日にちに買付したい、という指定ができません。
口座引落されてから買付日まで約3週間ほどかかるのも少々気がかりではあります。
デメリットその4 NISA積立投資枠の一括投資ができない
基本的に、NISAのつみたて投資枠は10万円を上限に毎月つみたてていく制度です。
しかし、ネット証券ではボーナス設定を利用することで、つみたて投資枠ほぼ120万円を一括で投資することが可能。
新NISAが始まった2024年に年初一括投資で360万円投資しました!なんて話題になりましたが、野村證券ではできません…。
成長投資枠は年間上限240万を一括で購入することが可能ですが、つみたて投資枠は月10万円までのつみたて設定のみ設定できます。
渡航前につみたて投資枠の一括投資がしたかった…
野村證券でNISAの積立設定する時の注意点
NISA口座で積立設定をすると「つみたて投資枠優先買付」「成長投資枠優先買付」となるため、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円を超える額を投資すると課税口座(特定口座・一般口座)で自動的に買付がおこなわれます。
課税口座で買付したくない場合は期限前に積立中止の手続きが必要です。
今回、わたしはつみたて投資枠10万円、成長投資枠240万円を購入しました。
成長投資枠は1年分の上限を投資したので中止の手続きをしないと翌月に課税口座で240万円の買付がおこなわれてしまいます。
金融機関の引落の場合、毎月27日が引落のため、引落日の7営業日前の20時までに中止の手続きをおこなわないといけません。
例:2024年3月27日の引落(4月買付)を中止したい場合、3月15日20時までに中止の手続きをする。
もし、手続きの期限を過ぎてしまうと課税口座にて買付がされますが、銀行残高が足りなければエラーとなり買付はされません。(しかしその場合、つみたて投資枠も買付は不可)
まとめ
野村證券にNISA口座を移管し、つみたて設定をするまでを解説しました。
- 他証券会社からNISA口座の「勘定廃止通知書」を発行する
- 野村證券の総合口座を開設する
- NISA口座開設申込書を請求する
- 必要書類を発送する
- NISA口座開設完了
2024年に入り、すでにNISA口座で投資をしている場合、他の金融機関に変更できるのは2025年からになります。
野村證券では「非課税口座継続適応届出書」を出国前までに提出することで5年後の年末までNISA口座で保有する金融商品を非課税で保有することができますよ。
- 野村證券にログインする
- 取引画面から「投資信託」を選択する
- NISAで購入できるファンドを探す
- ファンドの積立設定をする
- 取引状況を確認する
投資信託は長く保有することで資産を増やせる可能性が高い投資です。
売却せず非課税で保有できるのは海外赴任者にとって大きなメリットではないでしょうか?
海外赴任などの辞令はいつどのタイミングで起きるかわかりません。
海外に支店があったり、海外赴任の可能性が少しでもあるなら、柔軟に対応してもらえる野村證券がおすすめです。
この記事が参考になったらうれしいです
ありがとうございました!